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ホクロと類似の皮膚疾患

ホクロというのは何かということは、なんとなくしか知らない人も多いと思います。ホクロは、皮膚の一部にメラノサイトが集まってできる皮膚の奇形のことです。奇形と言っても異常だということではなく、メラノサイトが多い、色素が濃い、という状態ですから、基本的には健康上の問題はありません。

 

しかし、ホクロだと思っていたものが急に巨大化したり、隆起したり、出血や膿、痛みやかゆみを生じるなら皮膚科の診療を受けたほうがよいでしょう。病気や悪性の腫瘍が生じている可能性があるからです。

 

ホクロと勘違いされやすいのは、老人性イボと呼ばれる種類のイボで、これは皮膚の老化によって茶褐色〜黒色の腫瘍が生じます。これも良性の腫瘍ですから、無理に除去する必要はありませんが、見た目の問題があります。また、血管腫と呼ばれるものは数ミリ程度の赤いイボで、部位によっては黒っぽく見えることがあってホクロと間違えやすいようです。こちらも良性腫瘍になりますが、大きなものや、痛みなどを生じる場合は皮膚科などで除去することも可能です。

 

また、基底癌細胞や悪性黒色腫はいわゆる癌です。これらを発見した場合には、医療機関にて早期に適切な治療を受ける必要があります。悪性の腫瘍の場合は、形がいびつ、色にムラがある、などの特徴があります。また、大きさもホクロよりも大きなものができやすいです。

 

ほとんどの場合は普通のホクロですから心配は不要ですが、気になるホクロがある場合は医療機関で確認しておいたほうが良いでしょう。特に悪性の腫瘍は転移の可能性もありますから、放置することはリスクにつながります。